【シャトー ジュン メーカーズディナー】開催しました♪②
2016.07.19 Tue
こんばんは!
今日も、先週13日(水)に開催しました【シャトー ジュン メーカーズディナー】の
イベントレポートの続きです。
シャトー ジュンの醸造責任者、仁林欣也さんにおいでいただき、
ワイン造りへの思いや原料ブドウの栽培農家の方のことなどをお話しいただきながら、
6種類のワインと、この日のためだけにシェフ近藤が用意した、
山梨県の食材を使ったお料理とのマリアージュをお楽しみいただきました。
さて、甲州ワイン3種に続いては、セミヨンというブドウの白ワインです。
セミヨンは、甘口ワインの最高峰、世界3大貴腐ワインとして知られる
フランス、ボルドー地方の『ソーテルヌ』の主原料ブドウとして知られています。
酸味の補強のためソーヴィニヨンブランというブドウとブレンドされることが多く、
同じくボルドーのグラーヴ地区などでは上質な辛口白ワインも造られています。
シャトー ジュンのセミヨンは、世界的にも珍しい、セミヨン単体で造られた辛口白ワインで、
セミヨン単体の辛口ワインは、ほかにはオーストラリアぐらいでしか造られていません。
また、セミヨンのワインを造っているワイナリー自体、日本ではとても珍しいです。
しかしセミヨンは、実は山梨県にとって歴史的に重要な品種であり、
そのため甲州、シャルドネとともに力を入れているのだと、仁林さんは言います。
仁林さんによれば、セミヨンが山梨にとって重要である理由は2つあります。
皇室御用達の老舗ワイナリー、サドヤが80年前と古くから手掛けていた品種であることと、
山梨出身の元副総裁、金丸信氏が広く県内に配ったこともある品種だからだそうです。
金丸氏に関するお話は初めて聞きましたが、カベルネフランというやはりボルドー系の
赤ワイン用黒ブドウも併せて配っていたのだそうです。そうだったんですね。
さて、ワインの裏ラベルには、セミヨンにも甲州と同様ブドウ栽培農家の方の名前が記されています。
山本さんという方なのですが、実はこの方、山梨県内の他のワイナリーの関係者なのだそうです。
以前はそのワイナリーにブドウを供給していたそうで、ワイナリー関係者が作っていることもあって、
ワイン用として実はかなり理想的なブドウで、「だから、自分が造るセミヨンは日本一美味しいんです!」
と仁林さんは言っていました(笑)。
実際、この日集めたアンケートの回答で、1番人気はこのセミヨンでした!
白ワインとしては控えめな酸味でありながら味わいのバランスはとても良く、
果実味のボリューム感もかなりあって、本当に美味しい白ワインでした!
そのおかげもあってか、料理とのマリアージュも一番人気となりました!
合わせた料理は先日試作の投稿もしました「フロマージュ ド テット」。
ブイヨンで煮崩した豚のカシラ肉を四角く冷やし固め、
パン粉を付けて焼き上げたものです。
付け合わせのアボカドがワインと料理の仲を取り持つとても良いつなぎ役となり、
口の中で大きな満足感を醸し出しました♪♪
実はマリアージュだけでなくこの「フロマージュ ド テット」は料理単体でも1番人気でした!
もしセミヨンとの組み合わせがなかったら、この料理は1番人気にはならなかったかもしれません。
さすが、日本一美味しいセミヨンです(笑)。
そんなこんなで、今日も長い投稿になってしまいました(^^;
続きはまた次回に。