【シャトー ジュン メーカーズディナー】開催しました♪③
2016.07.22 Fri
こんばんは!
今日も、先週13日(水)に開催しました【シャトー ジュン メーカーズディナー】の
イベントレポートの続きです。
シャトー ジュンの醸造責任者、仁林欣也さんにおいでいただき、
ワイン造りへの思いや原料ブドウの栽培農家の方のことなどをお話しいただきながら、
6種類のワインと、この日のためだけにシェフ近藤が用意した、
山梨県の食材を使ったお料理とのマリアージュをお楽しみいただきました。
さて、この日の一番人気セミヨンの後、
仁林さんの農家の方々との交流のお話が続きます。
仁林さんは、農家の方々との交流を図りながら情報交換をするために、
春先にバーベキュー会を開いているのだそうです。
そこで前の年に収穫されたワインの出来栄えを確認しながら、
前年の収穫などについて、意見や情報の交換を行うのです。
農家の方の中には、他のワイナリーとの取り引きがあるところもあります。
そうした他のワイナリーには、収めるブドウの栽培や収穫について
いろいろと注文を付けてくるところもあるのですが、
それが何のためなのか説明をしてくれることろはあまりなく、
そのバーベキューの会で、仁林さんが聞かれることがよくあるのだそうです。
他所のワイナリーの事情ではありますが、仁林さんがわかる範囲で説明すると、
「そういうことだったのか」と納得され、「勉強になる」と感謝されるのだそうです。
そんなことでも仁林さんと農家の方々の信頼関係が強まっていっているのですね。
さてセミヨンの次のワインですが、樽熟成のシャルドネでした。
直前のセミヨンが絶好調だったために、一番人気の座は奪われてしまいましたが(笑)、
なかなかどうして、しっかりした味わいの辛口白ワインです。
甲州、セミヨンと並んで仁林さんが力を入れているというだけのことはあります。
オークの新樽を使用しており、樽に由来するバニラのような甘い香りをまとっています。
合わせたお料理は「甲州地鶏のドディーヌ」。
ドディーヌというのは「元の姿に戻す」というような意味の言葉で、
一度開いて処理をした丸ごとの鶏などに詰め物をして、
元の姿の形に包んで仕上げた料理のこと。
「ガランティーヌ」とも言います。
シェフの近藤はこの料理を、山梨のご当地グルメとして知られる
「甲府鳥もつ煮」にインスパイアされてこの料理を考えた、とのこと(笑)。
他の料理同様、山梨の食材である甲州地鶏のモモ肉を開き、
レバーやハツ、砂肝などをかなり粗くたたいたものを包んで真空調理で仕上げました。
ちょっと豪華にサマートリュフを添えています♪
臓もつが効いてとても旨味のある料理で、料理単体では一番人気となりました!
樽の効いたシャルドネにもとてもよく合っていたとのコメントもいただき、
赤ワインのない、白ワインばかりというワイン会でしたが、
それでも多くの方にご満足いただけたようで、こちらもホッといたしました。
というわけで、今日も長くなりました(^^;
次回はデザートをご紹介する最終回となります。
次回も宜しくお願いいたします。